総まとめ篇の第1回目では、
●大学を選ぶ自分の基準を明確にする
ことが何より大切だということを説明しました。
第2回目では、
●標準語がキレイなことは重点が低い
と説明しました。
今回は、もう一つの間違った基準についてです。
お客様からのお問合せで多いのが、
「授業の良い大学」
「先生が良い大学」
を紹介して欲しいというものです。
これ、はっきり言って無理なんです。
まず、「良い」の基準が人によって違います。
授業中に雑談が多い先生を、
●楽しくて良い
●口語の勉強になる
と評価する人もいれば、
●時間のムダ
と嫌がる人もいます。
そして決定的なのが、
「どんな大学でも教師の当たりはずれがある」
という、どうしようもない現実です。
どんな大学に行っても、
この道20年のベテランもいれば、
大学を出たばかりの新米教師もいます。
海外10カ国で教えた経験のある教師もいれば、
大学院生のアルバイトもいます。
ですから、
どの先生も良い、つまり、どの授業も良い、
そんな大学はないんです。
みなさんの中学、高校時代も、
同じ科目でも教師の当たりはずれってあったでしょ?
中国の大学だって同じです。
さらに、教師ってたくさんいるわけです。
先輩から
「●●大学の王先生がムッチャ良かった!」
と、聞いて●●大学に留学した。
けどですね、
●●大学には張先生も李先生もいるんですよ。笑
教師が2人以下なんて大学は皆無ですから、
王先生に当たる確率は、50%ないんです。
教師が10人いる大学ならば、確率10%です。
そんな低い勝負で大学選ぶのって、
リスク高すぎるでしょ?
授業が良い大学、先生が良い大学。
そういう大学に行きたいという気持ちはよく分かります。
ですが、
現実問題としては不可能なんです。
その基準で大学を選ぶのは。
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【今週のまとめ】
1) 授業の良し悪しは人によって基準が違う
2) どんな大学でも教師の当たりはずれがある
3) 授業、教師の良し悪しで大学を選ぶのは不可能
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